「株式投資」
そう聞いて、いい印象をもつ人は少ないでしょう
でも、
「宝くじ」
と聞いて、悪い印象をもつ人はあまりいません
これは、おかしなことです
どちらも同じギャンブルだからです
人生はギャンブルの連続です
あなたが選択する、その行為自体がギャンブルなことに気が付いてください
物事のすべてにメリットとデメリットが存在する
中学校の理科の授業で「作用・反作用の法則」って習いましたよね
手で壁を押す力(作用)と、壁から押される力(反作用)の関係性のことです
これは、物理的な話で、別に意識をせずとも生きてはいけます
何が言いかといいますと、
あなたの一つ一つの選択や行動には、必ずメリットとデメリットが存在しているということです
例えば、喉が乾いたあなたはコンビニで飲み物を買うとします
棚へいくと、新発売のジュースがありました
価格は500mlで100円です
あなたは、いつもの飲み物を買うかどうか迷った結果、新発売のジュースを買います
ところが、そのジュースが美味しくない
そんなとき、どう思いますか
- 失敗した!いつもの飲み物を買っておけばよかった
- 新発売の商品は常に試すので、別にOK
- これを経験に、新発売のものは調べて買おう
などなど、いろいろな感情が湧いてくるかと思います
でも、結局、100円だし、まぁいっか!と思いませんか?
その価値が100円だから、買う時点である程度のリスクを許容していたわけです
最悪、どぶに捨ててもいいと・・・
もし、新発売のジュースが1万円だったとしたら、買ってませんよね?
なぜ、買わないんでしょう?
高いからですか?
めちゃくちゃ、美味しいジュースでも買いませんよね
だって1万円です
いくら美味しいものでも、喉を潤すためのジュースに1万円はかけられません
つまり、
- 100円⇒まずくても100円だしいっか⇒買う
- 1万円⇒美味しくても高いし、まずかったら最悪⇒買わない
こんな思考回路になっているはずです
言い換えれば、
「新発売のジュース」という未知なるものに対し、その味、その興味にお金を払うかどうか?
という問いに対し、答えているわけです
未知なる味を知る対価としてお金を払うわけで、これは、れっきとしたギャンブルです
新発売のジュースを買わなければ、一生、あなたは味を知ることはできません
このように、普段、何気ない選択も、冷静に見れば実はギャンブルだったりするわけです
でも、人はそれがギャンブルだとは思いませんし、言いません
なぜなら、
ジュース1本に対して、100円を失っても、たいていの人は痛くも痒くもないからです
ギャンブルだとみていない、必要な経費というような思考なわけです
しかし、1万円だと話は変わります
このように、物事のすべてにメリットとデメリットが存在するわけです
マイホームを買うのも、車を買うのもギャンブル
もう少し視野を広げてみたいと思います
大人になったら働いて、結婚をして、子供ができて、車を買って、家を買って・・・
そんな一生をイメージしたことは誰しもあると思います
ここで、家を買うことについて考えてください
結婚して家族が増え、子供もできると、マイホームを検討しますよね
では、家を買うことはギャンブルでしょうか?
これも、ギャンブルです
家を買うということは、数千万円の借金を作るということです
35年ローンを組めば、定年退職までローンを返済する必要があります
でも、そのマイホーム、
- 地震がきて崩壊するかもしれません
- 火事になるかもしれません
- 洪水で床上浸水するかもしれません
- 津波で流されるかもしれません
このような地学的なリスクがあるわけです
加えて、
- 失業して収入がなくなるかもしれません
- 離婚するかもしれません
- 病気になるかもしれません
このようなリスクもあります
もっと言えば、固定資産税とか・・・(長くなるので割愛しますが)
その可能性も踏まえ、保険に入ったり対策をしている人が大半でしょうが・・・
しかし、いかなる場合も、リスクと引き換えに、その対価として家という資産を得ているわけです
これが、ギャンブルではない!と言えますか?
※もちろん、分かりやすくするためすべてデメリットで表現しているだけであって、当然メリットもあります
車も家と同じです
リスク、要は必要なお金が違うだけです
言いたいことは、家を買う、車を買うという行為自体はギャンブルだということです
株式投資も性質は同じ
株=ギャンブル
だと思っている人が多いと思います
その通りです
- 競馬
- 競輪
- 競艇
- パチンコ
これらと同じカテゴリーとして認識されていることは間違いありません
株は、1株100円で買ったものが120円になったときに売れば、その差額の20円が儲かるという仕組みです
もちろん、80円のときに売れば、20円の損をしたということです
しかし、その性質は、家や車と何も変わりません
家(土地を含めず)を3,000万円で建てたとします
建てた瞬間に、家の価値は半減するといわれていますから、その時点で1,500万円になるわけです
その1,500万円も住む年数、ひいては減価償却により、資産価値としては0になっていきます
もちろん、地震がきて潰れれば、その瞬間0になります(むしろ、撤去費用がかかりマイナスです)
これは、車にもいえますよね?
しかし、
家や車を買う=ギャンブルではない
株を買う=ギャンブル
という認識の人が多いようですが、同じです
生命保険も性質は同じ
みなさん、生命保険に入ってますか?
独身ならまだしも、結婚したり子供ができると入る人は多いですよね
でも、生命保険もギャンブルなわけです
何が対価か分かりますか?
自分の命です
生命保険とは、自分の命と引き換えに、遺族にお金を残す仕組みです
もっと言えば、
生命保険に入る人は、自分が死ぬことに賭けているわけです
逆に、生命保険に入らない人は、自分が生きることに賭けているわけです
個人的には、
タバコも吸わない、飲酒もしない、定期的な運動をする、睡眠時間もとる、食事に気を付ける
こんな生活習慣の人が生命保険に入っている状況は異常だと思っています
視点を変えてみると、自分が生きることに賭けたほうがリスクが低いと思いませんか?
となると、生命保険に入ることは無駄なわけです
でも、みんな、生命保険に入ってますよね?
矛盾してることに気が付いていない人は多いです
まとめ
ギャンブルに勝つかどうか
それは、死ぬまでわかりません
死んでもわからないかもしれません
ジュースも家も車も株も、命さえも人生においてはギャンブルなわけですから
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