公務員になって一番悲しかったことは友達や家族から理解されないこと
公務員になった瞬間、「あなた」から「公務員のあなた」として周りから接されることになります。友達、家族、親族など身近な存在であっても公務員として生きることのつらさは決して理解してもらえません。
私が地方公務員になって一番悲しかったことは、公務員であるがゆえに抱えるしんどさやつらさを周りに理解してもらえず、結果的に友達が友達でなくなってしまったことです。今、この瞬間は納得してもらえないかもしれません。それってあなただけの問題ですよね?私は家族や友人とは仲が良いんです!という意見も全く否定するつもりはありません。ただ、人生は長いです。結婚、子育て、マイカーにマイホーム、それに出世や年収、家族構成や経済状況に差がでると、そこには妬み嫉みが生まれます。そういった小さな差や思いが年々積み重なるわけです。
友人と旅行の予定を立てるときに公務員は休みやすくていいよな~と言われたり、育児休業中に公務員は福利厚生が手厚くていいよな~と言われたり、相手は悪気があって言っていないかもしれませんが、深層心理はどこかで公務員のことを嫌っていたり、はたまた羨ましいと思っていたりするわけです。この些細な言動が徐々にすれ違いを生むわけです。今は共感できなくともいずれはきっと分かってもらえる瞬間がくると思います。
公務員の友達が嫌い
公務員のイメージは今も「年収が高い、ノルマもない誰でもできる楽な仕事、クビにならず9時5時」が一般的です。なかには反論してくれる人もいるかもしれませんが、大多数の思いは「公務員は民間サラリーマンより仕事ができない無能の集団」です。
学生の頃は一緒に不満を言ったり笑いあったりしていた仲だったはずなのに公務員になると友達が友達ではなくなっていく瞬間が訪れます。
公務員が抱える苦悩や大変さを理解してくれるのは公務員という世界に一度でも身を置いたことのある人だけです。民間で働く友人は絶対に理解をしてくれません。彼らの中では、公務員はクビにならないノルマもない楽な職業という位置づけです。あなたが愚痴やしんどさを話しても、反応が”え?公務員でしょ?そんなの民間に比べれば余裕でしょ!俺たち民間はお前らと違ってさ~・・・”という感じで受け取られます。直接的に口に出さないとしてもそう思っている感じがひしひしと伝わってきます。この繰り返しで関係が疎遠になっていきます。
働き始めた頃は同じレベルで話ができますが、民間には民間の公務員には公務員の考え方に染まっていきます。その僅かな違いが年々積み重なって超えられない大きな壁になります。
公務員の家族が嫌い
家族であっても公務員の仕事のしんどさを理解してくれることはありません。もっといえば、家族ほど理解してくれないのかもしれません。
私の家族は仲良しでそんなことはない!と感じている人もいつかきっと私の言っていることがわかる瞬間が訪れます。今は大丈夫でも別の道を歩み始めると価値観が変わります。結婚、子育て、マイカーにマイホーム、家族構成や経済状況で差がでると、そこには必ず妬み嫉みが生まれます。そういった小さい違いが年々積み重なるわけです。
家族であっても公務員に対する評価とイメージは世間一般と同じです。”公務員は「らく」な職業”として認知されています。公務員はカレンダー通り働くもの、休日出勤があるなんて思ってもいません。冠婚葬祭だけでなく、GW、お盆、正月などの家族行事も予定が合わないと思っていません。日程調整の対象にはなりません。先に予定が決められて後で連絡がくるなんてこともあります。
親や兄弟の仕事の愚痴に対して「こうこうしたらいいんじゃないの?」とアドバイスしても聞いてはもらえません。公務員が何を偉そうにしてるんだ?といった具合です。
公務員アンチは身近にいる
あなた自身がいくらすごくても、周りは「公務員であるあなた」という評価します。
- 英語がペラペラ
- プログラミングができる
- 国家資格を保持している
どれほどすごくても、公務員の世界から外にでることありません。”でも公務員じゃん!?”で片付けられて終わりです。腹が立ちますよね?でもこれが現実です。公務員である以上、公務員としての評価しか受けません。それが世間の一般的な思考です。
これから公務員を目指す人は信じたくないかもしれませんが、これが現実です。職業が弁護士、医者、大学教授と紹介されたら相手を見る目が少し変わりませんか?なぜか発言に説得力が増すはずです。ホームレスやニートと言われて同じ接し方をしますか?同じ説明をされても納得感が違ってくるはずです。
社会において職業は非常に大きな意味をもちます。公務員はその最たる職業であることを忘れないでください。公務員アンチになった人は一生アンチのままです。世間だけはありません。友人、家族、親族にも公務員アンチはいます。あなたが公務員という仕事を辞めるまでアンチで居続けることになります。
