大学院卒中退で公務員になると給料は学部卒と同じ?

公務員試験は基本的に各自治体1年に1回、誰でも無料で受けることができます。(年齢制限のある自治体もあります)

時期的に大手民間企業の採用の後にあるため、併願で受けている人も多いかと思います。

大学4年生のときに公務員試験を受けて不採用だったとしても、2年後の大学院卒で採用されたときと待遇(給料や出世スピード)が変わらないのであれば、2回チャンスがあるということです。

民間企業であれば、学部卒と大学院卒とでは給料が異なりますし、出世スピードも違ったりします。ソニーのように技術部門の採用枠を大学院卒としている会社もありますよね。

しかし、公務員になるうえで最も適しているのは学部卒です。大学院卒のメリットはほとんどありません。

公務員の給料は勤続年数に比例する

公務員は年功序列の世界です。

もちろん、係長、課長、部長と早く出世したほうが同期との差は広がっていきますし、自治体によっては評価制を導入していたりしますので、100%ではありません。

しかし、基本的には、どれほど仕事ができようができまいが給料は勤続年数に比例します。

卒業した歳をストレートと仮定すれば、

  1. 高校卒18歳
  2. 専門学校卒20歳
  3. 大学卒22歳
  4. 大学院修士卒24歳

が一般的でしょう。

ここで問題となるのが、

高校卒の18歳で採用された人が4年働くと大学学部卒の22歳と同じ給料が貰えるのかということです。

同じ22歳となっているわけですから、年功序列であれば、同じ給料どころかその分働いてきているわけです。

しかし、結論から言えば、貰えません。

高校卒と大学卒では採用枠が異なるからです。

地方公務員の場合、採用枠には「上級」「中級」「初級」と分かれています。

  • 「初級」高卒以上
  • 「中級」専門卒以上
  • 「上級」大卒以上

この枠毎にある程度の差は設けられています。

民間企業ほどではないですが、公務員の世界にも学歴フィルターは存在するのです。

やはり、出世したいのであれば、給料を少しでも多く貰いたのであれば、「上級」で採用されたほうがいいです。

勘が良い方はお気づきかもしれませんが、「上級」区分に「大学卒」か「大学院卒」かの条件はありません。

つまり、学部卒でも院卒でも同じステージで採用試験を受けることになります。

大学院卒と学部卒との給料の差

22歳の学部卒が2年働いた場合、24歳の大学院卒の人と同じ給料が貰えるのでしょうか。

・・・実は、自治体によるんです。

基本的に同じ額になるようにしている自治体が多いですが、自治体によっては、学部卒のほうが高かったり、院卒のほうが高かったりします。

ポイントは、大学院で勉強、研究した2年間を勤続年数の何年として評価するかどうか・・・

これを確かめるすべは、入庁するしかありません。

確かに、各自治体のHPにある公務員試験案内をみると、初任給は記載してあることがほとんどです。その差額を見れば、どれだけの給料差があるかは一目瞭然です。

しかし、その後の昇給ペースや昇給額は入ってみないと分かりません。つまり、その差額分が2年間でカバーできるかどうかはわからないということです。

大学院卒と学部卒との出世スピードの差

ただ、確実に言えることは、公務員の世界には、大手民間企業のような差は設けられていないということです。

大手民間企業のように入社した時点で出世コースかそうではないかのような線引きはありません(国家公務員一種(通称:キャリア)採用枠は別)

つまり、出世スピードに関して言えば、上級採用であれば学部卒か院卒かは関係ありません。

どちらかと言えば、出身大学で決まることが多いですね。

 

大学院に在籍中に公務員試験に合格して中退した場合はどうなる?

大学院修士課程1年目で公務員試験に合格したパターンですね。

昔は合格を保留して卒業できましたが、今はできません。

大学院の卒業をもって、2年間の実務経験とみなすかどうかの判断になってきます。

この場合は、大学院を卒業してません。あくまで1年間ですから。なので、基本的には、全く考慮されない場合が多いです。

しかし、ニートだったわけではありません。自治体によっては、大学院1年間=勤続年数0.5年間として、初任給を上げる自治体もあります。

これらは入ってみないと分かりません。なぜなら、このケースは公表されていないからです。

大学院に在籍中に公務員試験に合格したが、卒業できなかった場合はどうなる?

大学院修士課程2年目の場合、大学院の卒業見込みとして公務員試験を受験することになります。

そして、公務員試験に合格したにもかかわらず、大学院を卒業できなかった場合、不合格となり採用が取り消されるのでしょうか。

答えは、採用試験の基準によります。

ほとんどの自治体では、大学卒以上として採用試験を行っていますので、不合格とはなりません。内定のままです。

採用試験の申込内容に記載されている給料は大学卒と大学院卒で分けられていても、採用枠自体は大学卒以上だからです。

ただ、大学院は卒業していませんよね。

本来であれば2年間の実務経験として給料がその分、加算されるはずが、されません。

なので、シンプルに大損です。

であれば、修士課程1年目で入庁しているほうがマシですからね。

内定を自分で辞退して大学院を卒業することも可能ですが、内定は維持できませんので、一次試験からやり直しです。

なお、大学院卒が条件となっている試験においては、内定を取り消されますので注意してください。

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