仕事に遅刻したときの連絡方法は、
- 電話
- メール
- LINE
様々な方法がありますが、公務員の世界では電話連絡がベストです。
私も寝坊で遅刻したことは何度かありますが、必ず電話しています。
現役の公務員が理由について解説します。
公務員の遅刻連絡は電話でないといけない理由
遅刻の連絡を電話でしなくてはいけない理由は、「遅刻をしている立場でメールやLINEでの連絡は失礼」と考える人が多いからです。
これまで多くの上司を含め同僚と一緒に仕事をしてきた経験からして、年齢と役職が上がれば上がるほど電話連絡を重視する傾向にあると感じています。
同僚(ベテラン、先輩)も同じ傾向にあります。
その人たちの常識では、「遅刻をしている立場でメールやLINEでの連絡は失礼」なわけです。
電話で謝ることは誠意を表現しやすいため、ミスをした側からすればメリットがあることは確かです。
電話しか交信手段がなかった時代は致し方がないと思いますが、現代においてはあまりに非効率です。
公務員は年功序列、まだまだ電話しか交信手段がなかった世代が上にいます。
そのため、公務員の世界では、すべて電話連絡が基本になっています。
内部においても電話以外は失礼にあたる、これが公務員のマナーのひとつ。
”メールを送ったので確認してください”という電話するのが公務員です(メールの意味とはいったい・・・)。
遅刻の言い訳は下手にしないほうがいい
電車が遅延した場合、遅延証明書が発行(ネットにアップ)されますから堂々と遅刻してもOKです。
しかし、遅刻の理由が電車以外であれば、下手な言い訳はしないほうが無難です。
- 寝坊した
- 道が混んでいた
- 携帯電話を忘れた
- 通勤定期券を忘れた
などは遅刻の理由にはなりません。
本当は寝坊したのに定期券を忘れたと言い訳しても、1日ぐらい自腹で来い、
道が混んでいたも通勤ラッシュを考慮して通勤しろと言われたらそれまでです。
職場でのあなた自身のキャラクターにもよりますが、聞かれたら正直に答えましょう。
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寝坊は恥ずかしいと思うかもしれませんが、下手に嘘をついて根掘り葉掘り状況を聞かれるよりはマシです。
公務員が遅刻をして懲戒処分された事例
遅刻の常習犯が懲戒処分された事例を紹介します。
- 岐阜県揖斐川町の男性職員(27歳)が1年4か月で245日遅刻(欠勤時間は900時間)したとして停職5カ月の懲戒処分
- 兵庫県播磨町の男性職員(20代)が計12回の遅刻をしたとして戒告の懲戒処分
- 徳島県美馬市の女性職員(51歳)が8年間で(毎日5分~15分、累計で20日間分)遅刻したとして停職2か月の懲戒処分
これらの例は氷山の一角です。
遅刻したときは休暇取得をすれば懲戒処分の対象とならない
遅刻は懲戒処分の対象となるため、時間休や午前半休を取得することが普通の対応です。
年に数回程度の遅刻なら休暇扱いにして問題ありません。
あまり遅刻回数が多いと人事評価が下がることはあっても、少なくとも懲戒処分されることはありません。
まとめ
公務員の世界は「電話」が基本です。
ただ、私もすべてがすべてラインやメールでいいとは思いません。
- その時間に大事な待ち合わせや会議がある
- 自分からお願いして実現した仕事
- 自分がすべての資料を準備しその場所を知っている
など、つまり、
- 他人に迷惑をかける
- 電話することで状況が好転する
このような場合は電話をすべきです。
個人的には、遅刻したことを謝っても結果は何も変わらないのであれば、
電話する時間があるなら、走って電車に乗って、電車に乗ってからメールやLINEで連絡したほうが出勤が早いまであります。
私が勤務してきたなかで、遅刻を含めすべてLINEでいいよ!と言ってくれた上司のは”たった一人”だけ。
メールやLINEが基本となるまでには、数十年かかるかもしれません。
面倒くさいとは思いますが、「まず、電話で一報を入れる」
これが、公務員の働き方です。(働き方改革にいれてほしいものです)