この記事は、株式投資を始めようと考えている公務員に向けて私の考えを公開するものです。
具体的な銘柄を推奨するものではありません。
投資戦略は人によって全く違い、目的も背景も違うわけなのでとれる選択肢も無数にあります。
その中で私が悩みに悩んで株をやり続けながらも悩みに悩んで結論をだした投資方法を完全公開します。
直近の投資結果は「【定期更新】公務員が2021年から株式投資を始めたら、儲かった?損した?」をご覧ください。
今のところ、1年以上経ちますが順調に資産は増加しています。
投資歴が何年もあるというベテランには響かないかもしれませんが、思い返す意味でも参考にみてください。
現役の地方公務員が実践する株式投資戦略
私はアラサーの地方公務員です。
2021年から本格的に投資を始めたため初心者の人の気持ちはめちゃくちゃよく分かります。始めたいけどなかなか始められないという人は多いはずです。
そんな人に向けて再起した私の投資戦略を紹介します。
重要なポイントは以下のとおり、
- あなたが株式投資する目的は何?投資方針がブレることが一番最悪
- 公務員が株式投資において絶対にやってはいけないことは2つ。仕事中に取引すること、インサイダー取引をすること
- 長期投資が大原則
- いきなり全財産はNG!まずは少額投資からリスク許容度を図ってみよう
- いつ始めればいい?売買するベストタイミングは予測不可
- まずは個別株よりインデックス投資
- 信用取引は絶対にしない
- 信じるのは自分だけ、盲信してはいけない
- 家族、友人、職場の同僚など人間関係を疎かにしてはいけない【番外編】
解説します。※個別記事として詳細を解説する予定です。
公務員の投資戦略①あなたが株式投資する具体的な目的は何?投資方針がブレることが一番最悪
あなたが投資する目的は何でしょうか?お金もちになりたいから!でしょうか?
ゴールが見えないレースでは誰しもが走ることを止め途中でリタイアすることになります。
日々、自分の稼いだお金が減ったり増えたりする、それも自分の力ではどうにもならない世界において、投資はメンタルがものをいいます。
その時に支えてくれるのが目的です。目的がブレると投資戦略もブレます。
長期投資で始めた株式投資なのに、株価が下落した局面で定期的に株を買うことをやめたりする人は多いです。
一度、自分の戦略を決めたら下手に変えないことをおすすめします。
公務員の投資戦略②公務員が株式投資において絶対にやってはいけないことは2つ。仕事中に取引すること、インサイダー取引をすること
公務員の株式投資は副業として認められています。勤め先の許可も不要です。なので、バレるバレないの議論はそもそもなく、バレても何の問題もありません。
しかし、絶対にやってはいけないことが2つあります。
1つ目が仕事中に株の取引をすることです。
お金の値動きが気になってしまって、つい株価を見てしまったり、場合によって株の売買をやってしまう人がいます。
そうすると、国家・地方公務員法の職務専念義務に違反しますから懲戒処分の対象となります。
またインサイダー取引をしてしまうと、金融商品取引法違反となり、場合によっては懲役刑が科せられることになります。
これらをしてしまうと最悪のケースでは公務員をクビになりますから、絶対にやらないでください。
逆にいえば、この2つ以外は完全に自由です。
公務員の投資戦略③長期投資が大原則
運用会社のフィデリティは、2003年~2013年、顧客のパフォーマンス調査しました。その結果、投資の成績が良かった人の属性の1位は「亡くなった人」、2位は「運用しているのを忘れている人」だったそうです。(※厳密には、一番成績のよかったのはフィデリティで口座を作ったことを忘れていた人)
要は、株を「買ったらほったらかして何もしていない(buy and forget)」戦略が一番儲かったということです。
もちろん、これは過去の実績であって、これから先どうなるかは誰にも分かりません。
しかし、株式投資の世界において市場から退場しないで株を買い続けることは利益を出すうえで重要な要素を占めることは確かです。
その点、公務員は長期投資に向いている職業です。
公務員は安定した給与が約束されています。バブル崩壊やリーマンショックなど経済不況でも安定した給与であることは歴史が証明済です。
給与もボーナス減ることはあっても、生活に支障をきたすレベルではありません。
長期投資に必要なことは、安定した入金力だからです。
1年や2年で公務員を辞めるだけのお金を稼ごうと思えば、それ相応のリスクをとらなければいけませんからね。
公務員の投資戦略④いきなり全財産はNG!まずは少額投資からリスク許容度を図ってみよう
公務員はリスク許容度があまり高くありません。安定を前提に就職している人がほとんどのはずなので、ギャンブルにはあまり向きません。しかしながら、たまにネジが外れている人がいることも事実。
投資は自己責任です。いきなり全財産を株に突っ込むことはやめましょう。
全財産を株につっこんで増えればいいですが、減っても誰も助けてはくれません。
まずは、明日無くなってもいいお金を使ってください。
もし、あなたが100円を投資したとしてその株が110円になったのか90円になったのか、常に気になりますか?
気になりませんよね?10円ですよ?
では、100万円ならどうでしょう?始業時には100万円あったものが終業時に90万円になっているかもしれないと思ったら株価が気になりませんか?
株を売買したら、その株が上がるか下がるか気になるのは当然のことです。
その気になるレベルは人によって違います。
つまり、自己資金に対する投資金の割合によってリスク許容度を判断することができます。
難しい点は、リスクをある程度とらないと資産は増えていかない点です。
このバランスが重要で、株は重要だけど、意識しすぎない生活を送るレベルで投資してください。
公務員の投資戦略⑤いつ始めればいい?売買するベストタイミングは予測不可
投資をいつ始めればいいのか、答えは簡単、「今」からです。
株価の底で買って、天井で売りたい気持ちは分かります。
ただ、そのタイミングは誰にも分かりません。後でそのタイミングだったとみんなが理解するだけです。
まず始めないことには先に進めません。
やりながら覚えることに慣れないと、ずっと投資をしたいけどできない人になってしまいます。
公務員の投資戦略⑥まずは個別株よりインデックス投資
個別株よりインデックス投資を優先しましょう。
理由は単純で、1日ずっと働いているサラリーマンに銘柄分析する時間はありません。
そして、銘柄分析をしたところで勝てないときは勝てません。損をすることも往々にしてあります。むしろ損をする確率の方が高いです。
過去の記録ではアクティブ投資はインデックス投資に勝てていません。
単純に言えば、あれこれ分析して個別銘柄を売買するよりもインデックス投資で積立投資をしたほうが儲かったということです。
インデックス投資のメリットは、定期的に積立てることで売買するタイミングを考えなくてもいいことと、個別株よりも日々の値動きが穏やかなのでメンタルへの影響が小さいことです。
もちろん、個別株を売買するな!といっているわけではありません。
株式投資という世界と感覚に慣れるまではインデックス投資をオススメします。
公務員の投資戦略⑦信用取引は絶対にしない
投資の世界で有名な格言の一つに「買いは家まで売りは命まで」があります。
意味は、買いの損失は家を失う程度で済むが売りの損失は命を失うことになるという戒めです。
事実、株価の下落には底がありますが上昇には天井がありません。
株は基本的に「買い」です。信用取引は初心者にとってリスクしかありません。
初心者がとるべき戦略として信用取引はオススメできません。
公務員の投資戦略⑧信じるのは自分だけ、盲信してはいけない
株式投資は自己責任です。
自分以外の第三者は責任をとってはくれません。
明らかにインサイダー取引だろ!という値動きでも、おとがめなしです。
それが投資の世界です。
誰しも初心者の頃は第三者の意見をもとに株を買うことになるでしょう。しかし、決して盲信してはいけません。
どれほど有名な人も信用にたると判断した人でも、あなたのことを助けてはくれません。自己責任だと切り捨てられるだけです。
テレビでみる評論家先生の見解ほど参考にならないものはありません。
投資の世界は結果がすべてです。すべて後出しじゃんけんです。
日経平均が上がったら下がったらなぜそうなったのかを理由付けするだけですから。
公務員の投資戦略⑨家族、友人、職場の同僚など人間関係を疎かにしてはいけない【番外編】
投資を始めると、どうしても株の情報に注意が向いてしまいます。
家族や友人との楽しい時間なはずが携帯で株価や企業情報を見たりしていると関係性が悪くなるのは必至です。損をすれば強く当たってしまったり、得をしていても上から目線でものを言ってしまったりと、人間関係が壊れがちです。
お金だけをもった裸の王様になるほど悲しいことはありません。
まとめ
本記事は株式投資の初心者に向けて解説したまとめ記事になります。
後日、根拠を基に詳細な解説記事をアップ予定です。
株式投資のベテランさんからすれば、そんなこと知っている!と思われた人も多いと思います。初心者の方の中にも、それは違うのでは?と思われた人もいると思います。
それはその通りです。何も間違っていません。
ただ、自分の経験や知識をもとに判断されているのあればその通りなのですが、誰かが言っていたから私の意見が違うと考えているならそれは危険です。
確かに、私が公表している投資実績も嘘かもしれません(もちろん、本当に正直に公表していますが証拠がないことは事実です)。
私もあくまで投資をしている日本人の1人であって、公務員の1人であって、あくまで私の考えであることは念押ししておきます。
投資はどこまでいっても自己責任です。
当然、自己資金を減らすリスクを伴います。しかし、そのリスクをとるだけのメリットがあることも事実です。
公務員はギャンブルに向いていない、公務員という仕事を選んでいる時点でリスクを嫌うという根本的な性格をもっていることは間違ってないでしょう。
一方、本業でリスクをとっていないなら、他でリスクをとるという選択肢をもつことができます。
公務員こそインデックス投資でコツコツ積み立てるという戦略をとれば、誰でも40歳、50歳でFIREすることは十分に可能と考えます。
市民を小ばかにして投資ですかwwww