引っ越しが多い独身公務員が住居を決めるときに気を付けるべきポイント

公務員は数年(早い人は1年)で異動がある。

異動によって部署が変わると、引っ越しを余儀なくされるが、

それはなにも国家公務員に限った話ではない。

実は、都道府県や政令指定都市の地方公務員も引っ越しが必要になる。

家族や持ち家をもっていても単身赴任というケースは少なくないし(もちろん多少考慮はしてくれるが)

特に、独身であれば容赦はない。

通勤困難地に配属されれば、そのためだけに自家用車を購入する人だっているくらいだ。

そう、そんな容赦なく異動させられてきた私が、これまで経験してきたなかで気が付いたノウハウを伝えたい。

引っ越しで住居を決めるコツ

公務員は異動(転勤)で新しい環境に身を置くことも多い。

本当に右も左もわからない。

文化も方言も違う土地勘も全くないところに異動するのが当たり前だ。

引っ越しというと、お金もエネルギーもかかり、大変な行動だが、新たなスタートきろうと思い立ったときにには最適だ。

環境が変化すれば、自然と人は変われるのだ。

そう、異動や引っ越しはプラスに、ポジティブに考えてもらいたい。

今度、定年退職まで繰り返すことになるのだから・・・

その際、「なんとなく」で住居を決めたではいけない。

部屋を決める「コツ」があるのだ。

もちろん、家族構成によっても変化する。

子供がいれば、子育ての環境(教育レベル、治安、福利厚生)が大きく影響する。

また、奥さんや旦那さんの職種や勤務地にも影響される。

ここでは、主に、単身赴任や独身をイメージした部屋選び(賃貸)のコツを考察する。

1.立地選択のポイント

そもそもどこに住めばいいのか。

1-1.可能な限り、職場に寄せろ。

職場と自宅との距離は、近いほうがいい。

注意点は、距離が近いだけではダメだ。

距離が遠くても、電車一本で30分なら全然OKだ。

要は、単純に通勤時間の削減をすべき。

徒歩、自転車、バス、電車と通勤手段は多々あるだろうが、仮に片道2時間かかったとして、往復では4時間にもなる。

1か月に20日働くとして、80時間、およそ3日だ。

3日もあれば、あなたが普段、したくてもできなかったことや、しなければいけないことは、まず間違いなく実行できるはずだ。

同じ時間でも、電車の中でできることと自宅でできることでは、効率も各段に変わってくるだろう。

それが年間になると、およそ40日にもなるのだ。

通勤時間を仕事に含めて考えると、その時間をなくすことができれば、人より2か月も働かなくてもいいのだ。

逆に言えば、2か月も多く働いてしまっている。

安心してほしい。

社会人になれば、学生時代のような、学校と自宅が近いから、講義の空いた時間に寄る便利な場所という認識はなくなる。

皆、疲れて早く自分の家に帰りたいからだ。

しかし、職場が都市部に近くなればなるほど、家賃は高くなり部屋も狭くなる。

おいそれと、都市部のど真ん中に住むことは、給与の面からみて厳しいかもしれない。

1-2.通勤手段は電車一択

家賃が高すぎる、部屋が狭すぎるなどの理由で、職場からは少し離れたところに住むという選択も往々にしてある。

その際は、電車を通勤手段として選択してほしい。

電車であれば、仮に電車が遅れても遅延証明を会社に出せば遅刻扱いにはならない。

しかし、バスではそうはいかない。

バスは電車と違ってまず時間通りには来ないし着かない。

交通状況や天候によって左右される。

徒歩と違って、走って時間を調整することもできない。

本数も少なく、いつも決まった時間の電車に乗れないことは、なかなかのストレスだ。

また、通勤電車だが、停車駅が決まっているので、通勤時間との兼ね合いで考えてみてほしい。

便利だからといって、通勤に1時間もかかるような駅は、やめたほうがいい。

時間の無駄だ。

1-3.最寄駅からは、近すぎず、遠すぎず。

最寄駅からは、近いほうがいい。

これも通勤時間の短縮だ。

雨が降ろうが、雪が降ろうが、駅から徒歩圏内であれば、さほど問題はない。

傘もささなくていいなんて最高じゃないか。

雨風の中、ひたすら歩き続けることもないので、ストレスも低いだろう。

徒歩15分以内が目安だ。

しかし、逆に近すぎると騒音が大きくなり、ストレスが蓄積してしまう。

駅内放送も電車の通過音もそれなりに大きい。

終電の時間を考えると、電車が全く通行しない時間は寝ているときだ。

始発の時間を考えると、朝5時がリミットだろう。

つまり、常に電車の騒音と格闘する必要がある。

窓を閉め続けるという選択肢もないことはないが、換気を含めた温度調整をする必要があり、難しいだろう。

通常、駅に近いほど街は栄えていることが多いため、便利なコンビニなどは大抵、駅周辺にある。

コンビニに集まる若者も多く、夜でも騒いでいることが多い。

便利さをとるか、騒音をとるかだが、徒歩で5分も歩けば、全くといっていいほど電車の音はしない。

浮浪者も少ないだろう。

駅から少し離れたところで、便利さはさほど変わらない。

あなたが、コンビニのヘビーユーザーならば別だが。

1-4.駅の周辺施設

どの駅の近くに住むかも重要だ。

駅に近いからといって、どの駅でもいいわけではない。

いろいろな商業施設があれば便利だと考えている人も多いだろうが、そういう場所は総じて家賃が高い。

そもそも、毎日外食もしないし、服も買いにはいかないだろう。

映画も見に行かないし、家具も買いにいかないだろう。

吉野家、すき屋、松屋、なか卯が全て揃う必要はないし、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートが揃う必要もない。

どれか一つあれば十分だ。

重要なことは、自分にとって、利用頻度が高い店が近くにある駅を選ぶことが大切だ。

体を鍛えることが趣味なのであれば、コンビニも何もなくても、ジムが近くにある場所に住むべきだ。

正直なところ、スーパーとコンビニが1件ずつあれば事足りる。

残業して帰ってきて、どこかにでかけるなら別だが、たいていの人はそんな元気はない。

必要なものは定期券のどこかの駅で降りて、買い物をすればいい。

1-5.主要幹線からは、離れろ。

主要幹線とは、国道や県道のことだ。

単純に言えば、交通量が多く、道が広い何車線もある道路のことだ。

主要幹線から近いと、騒音問題と戦う必要がある。

電車とは違い、大型のトラックやバイクも走るため、深夜でもそれなりにうるさい。

また、排気ガスの問題もあり、主要幹線に面したベランダの床は真っ黒になる。

個人的には、これまでで一番びっくりしたのが廃棄ガスの汚れだ。

神経質な人は絶対にやめたほうがいい。

もちろん、雨によってもたらされることもあるだろうが、洗濯物を干すような環境ではない。

室内乾燥設備がない家に引っ越ししてしまったら地獄だ。

室内干しや廃棄ガス干しかを選ばなくてはならない。

一本でもいいので、道を外せば問題は解決する。

2.部屋を決めるポイント

どんな部屋に住むのがいいのか。

2-1.3階がベスト

何階に住むのがベストか。

仮に10階建のマンションとすると、それは、3階だ。

1階は、防犯上、やめておいたほうがいい。

空き巣からすれば、一番手間がかからず侵入できる。

また、人目に付きすぎるため、窓を全開したり、洗濯物を干すといったことに抵抗感が生まれてしまう。

2階も似たようなもので、少し見上げれば見えてしまう。

次に、高層階だが、10階まで階段を使うという人は少ないだろう。

10階建となれば、まず間違いなくエレベーターが設置されており、それを使うことになる。

エレベーターは、便利なようで不便だ。

朝の通勤では、エレベーター待ちが必ず発生し、誰かと一緒に乗ることもある。

世帯数が多いマンションだと、エレベーターを待つだけで5分。

それを考慮して電車やバスに乗る時間を前倒しする必要がある。

帰宅時もそうだ。

大きなものを買ったときも、ちょっとコンビニに出かけるときも、それだけで時間がかかってしまう。

ストレスの原因になる。

しかし、メリットはある。

景色もあるが、虫がこないことだ。

地面を這うような虫はまず上がってこれない。

また、高度がいと気流で虫が飛べないため、窓からの侵入もあまりない。

鳥も同じだ。

気を付けてもらいたいのは、部屋に虫がくる大抵の原因は、人にくっついてくることらしい。

つまり、自分が外でくっつけてきたものを自分で家にいれてしまっているらしい。

では、3階だとどうだろうか。

エレベーターのボタンを押してすぐにこないと判断すれば階段で昇り降りすればいい。

防犯上も1階や2階に比べれば安全だ。

何より、家賃が安い。

基本的に階層が上がれば上がるほど家賃は高くなるからだ。

2-2.築年数は、少なくとも5年以内

築年数は、少なくとも、3年以内にしたいところだ。

せめて5年以内だ。

今、新築で借りられる部屋と築年数10年の部屋とでは、圧倒的な設備差がある。

新築では、温度設定してボタンを押せば勝手にお風呂のお湯が溜まり、自動的に止まる。

入口にセキュリティーがあり、半オートロック状態だ。

それが、古い家になると、お湯と水をうまく調整して、自分で止めにいく必要がある。

もちろん、入口にセキュリティ対策はない。

クーラーなど、家電ひとつにしても、電気代やその効率には決して埋められない差が存在する。

古いクーラーは冷えない割に電気代をくうのだ。

よっぽど建ててから経っていないと、家賃は安くならない。

周りの家賃に合わせるからだ。

携帯電話で考えてみてほしい。

ガラケーとスマホの差だ。

いくらリフォーム工事で内装をきれいにしても、ガラケーはガラケーだ。

どうしても・・・なら10年、

もちろん、内装工事(リフォーム)がなされている部屋なら別だ。

2-3.インフラ、電波状況は、要チェック

プロパンガスは避けたい。

ガス代が高いからだ。

都市ガスの設備は必須だ。

シャワーの圧力もチェックしておきたいところだ。

水がでない状況では確認の仕様がないが、水道管の径で調べることもできる。

仲介人なりに確認をとろう。

また、インターネット回線についても、できるかぎり早い回線をひけるほうがいい。

パソコンはいらないという人も、携帯の電波(通信速度)はチェックしておこう

。引っ越したはいいものの圏外でしたでは話にならない。

今のご時世、そんなことも少ないだろうが、気を付けるにこしたことはない。

通信速度が遅いことによるストレスは、現代人にとっては致命的だ。

ある研究では、現代人のかかえるストレスで一番大きな値を示したのは通信状況が悪い、

つまり、スマホやパソコンを快適に使えないということらしい。

いくらいい部屋に住んでも、ちょっとニュースをみるのに1分も待たされたのであれば発狂ものだ。

2-4.間取り

・ロフトは、不要だ。

結局、物置にしかならない。

天井までが近いので圧迫感があり、寝るにしても落ち着かない。

第一、暑い。

・ベランダは、不要だ。

洗濯物を干すのは、風呂についている乾燥機能で十分だ。

天候を気にしないで、好きなタイミングで洗濯すればいい。

※乾燥設備がない部屋は必須

・セパレートは必須だ。

やはり、トイレとお風呂が一緒の空間は、衛生面的に受け付けない。

ゆっくりお風呂に入りたい人は、絶対に避けるべきだ。

一緒に洗えるから便利という人もいるが、トイレットペーパーや便座が濡れるため、効率的ではない。

洗わなくても湿気で濡れる。

また、単純にストレスがたまる。

・キッチンは、必ず別にしたほうがいい。

つまり、1ルームは避けたい。

料理をすると、匂いだけでなく油や水で汚れる。

魚なんてもってのほかだ。

焼いた煙が部屋に充満する。

匂いが布団や服についてしまう。

そうなると、どんどん自炊もする気が起きなくなり、悪循環だ。

3.コストパフォーマンス

なんといっても、結局、家賃に左右されるのが、住居選びだ。

いい立地、いい部屋に住もうと思えば、必然的に家賃は上がっていく。

上記の条件をすべて満たそうとすれば、家賃は高くなるし、その条件ではどこも満室かもしれない。

しかし、そこまで無茶な条件でもないことに気が付いてほしい。

駅に近いほど、階層は上がれば上がるほど、主要幹線沿いほど家賃は高くなるのだ。

あえて、そことは一線を画している。

家賃が高いからといって、最初から選択肢からはずすことはしてはいけない。

安さを優先するがあまり、日常の生活にストレスを抱えているようであれば、本末転倒だ。

また、上記にあるように、通勤時間の無駄を省けば、一年間で20日も変わるのだ。

仮に、家賃が1万円高くても、年間12万円だ。

12万円払えば、休暇を40日間とれる条件があれば、ほとんどの社会人は取得するのではないだろうか。

1か月に飲み会を3回断れば、元をとれるような額でもある。

まとめ

「住めば都」

大抵こうなってくる。

それは、住んでいるうちに都になっていくのではなく、都と思いたいから、そう思うように考えていってしまうのだ。

今、置かれている環境を見直してみてほしい。

あなたがアウトドア派なら、帰って寝るだけの四畳半でいいかもしれない。

だが、毎日、仕事でストレスをかかえ、

家に帰ってもストレスをかかえ、

その頑張りで節約した家賃1万円、年間にして12万円で何をするのか。

私はお金を貯めることや節約には大賛成だ。

無駄な出費はさけるべき。

ただ、意味もなく、使うあてもなく貯めるお金は意味がない。

それなら、あなたが感じる日々のストレスを軽減するために使うべきだ。

仕事以外で一番多く過ごす場所は自宅ではないだろうか。

その環境をないがしろにしてはいけない。

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