公務員は残業代が出ないブラック企業だった?予算で手当額が決まります

「公務員はホワイトだから、残業代が出ないようなブラック企業ではない」と思っていた私がバカでした。

民間企業からの転職者から、そんな話を聞いた先日の飲み会。

そうなんです。公務員は運が悪いと残業代が出ませんし、ホワイトでもありません。

公務員の残業代がすべて出ない理由

残業をする理由は、単純にあなたの仕事量が多いからですよね?

寝る時間やプライベートの時間を削ってまで頑張った仕事、その成果である給料や残業代が出ないとなると、働くモチベーションがなくなってしまいます。

ブラック企業の誕生です。

ブラック企業の定義はさまざまですが、私は、「労働時間や成果に対して適切な報酬が支給されない」ことだと思っています。

残業代が満額支給されないということが一番分かりやすく、そういう意味では、公務員はブラックなわけです。

さて、そんなブラックな公務員の残業代が満額支給されない最大の理由は「予算」です。

そもそも、公務員の給料は税金ですから、残業代も税金なわけです。

厳密には、公務員は残業代ではなく、「超過勤務手当」ですが、分かりやすいため残業代と表現しています。

税金の歳入額は限られていますので、すべての残業を認めていては予算が足りなくなるわけです。予算によって残業代が決まっている以上、ない袖は振れないんです。

そして、予算の制限が大前提にある中で、問題なのが

  • 部署(仕事量)
  • 上司
  • 自分

の3つ要素です。

部署(仕事量)によっては、残業代の予算がない

公務員は、部署によって、残業代の上限が決まっています。

考えてみれば当たり前のことで、仕事量がない部署であれば定時で帰れるはずですから、残業代の予算を確保する意味なんてないですよね。

※厳密に言えば、残業時間でも決まっています。

 

同じ1時間の残業でも、残業する人によって時給が異なります。若手とベテランでは予算が倍以上必要になる場合もあり、お金で制限することが一般的です。

 

しかし、その残業時間が過労死ライン(一般的には月60時間以上の残業)を超えるような場合は、残業が認められないことが多いです。

つまり、予算の配分がない部署へ配属されてしまうと、残業代は出ません

今年度の予算は基本的に前年度の実績や来年度の想定量で分配されますので、仕事量がない部署には予算はないことが当たり前になっています。

しかし、やっかいなのが、仕事量は部署の中のライン(係)によって異なることが多いことです。

あのラインは全員、毎日定時ダッシュだけど、私たちは・・・

というパターンは非常に多いです。どこの部署もそうです。

同じ部署でも、ラインによって実際にこなしている仕事の内容は全く違ったりしますからね。

それでも、予算がない部署は残業代を満額支給できません。

そして、そんな部署に異動するかどうかは「運」なわけです。

残業を上司が認めない以上、残業代は支給されない

あなたが残業した場合、その成果や時間を上司が承認することで、はじめて残業代が支給されます。

問題なのは、この承認のレベルが上司によって違うのです。

例えば、

  • 上司A:1分でも終業時間をまわれば残業をつけろ
  • 上司B:残業は1分たりともつけるな

これほど真逆な上司がいます。これは私が直接言われた担当者と話したことがあるので事実です。余談ですが、すぐ職員録で上司の名前を検索して覚えたことは内緒です。

さて、実際はどうなっていたというと、悲しいことに、未だに上司Bの部下は誰一人として残業を申請していないそうです。

つまり、部下の残業を認めない上司のもとで働くことになれば、残業代はでません

もし、そうなった場合の対処法は、別記事で解説します。

そして、どんな上司の下に就くか、こればっかりは部署の配属と同様に「運」です

部署と異なるのは、上司が変わった途端に残業が承認されることもあります。

自分の能力がないと思われている場合

あまり気が付いていない要素ですが、実はあなた自身の能力がないため、残業が承認されない可能性があります

上司が認めてくれないからといって、上司が間違っているとは必ずしも言えません。実はあなた本人の問題かもしれません。

 

例えば、仕事中にずっと同僚と世間話をしている部下が残業の申請をしてきた場合、あなたが上司なら承認しますか?

雑談をしている暇があるのであれば、仕事中にできたのでは・・・と思いませんか?

 

また、残業した成果を確認できないとなればどうでしょうか。

本当に残業時間中に仕事をしていたのか・・・と思いませんか?

 

もちろん、能力には個人差があります。分野にも得意、不得意があるでしょう。

なので、一概に「Aが1時間でできた仕事をBは2時間かかったから、Bの1時間分の残業は認めない」という考え方は上司として間違っています。

しかし、上司としては「部下を平等に評価しなければいけない立場である以上、Aに評価の基準を合わせる」という考え方もあり、これは間違っているともいえません。

なぜなら、その差の1時間が仕事中の雑談のせいかもしれないからです。

その場合、あなたは上司が間違っていると言えますか?

自分の能力がないと上司に評価されるほど損なことはないので、残業代が欲しいのであれば、普段の態度を気を付けましょう。

公務員の残業代が出ないことは稀である

冒頭に説明した通り、公務員は予算がなければ残業代は出せません。公務員とはいえ、運が悪ければサービス残業の毎日です。職場の環境はテレビのニュースで報道されるようなブラック企業とほとんど変わらない時期もあります。

しかし、語弊のないように伝えておくと、残業代が支給されない部署ばかりではありません。

残業時間のすべてが承認されることは難しいかもしれませんが、ほとんどの部署で”満額ではないにせよ”残業代は支給されているはずです。

公務員は労働基準法が適用されない?(後日、記事作成予定)

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