公務員試験は記念受験や併願が多いから倍率は気にしなくてもいい?

公務員試験は記念受験や併願が多いたため、公表されている倍率を真に受けてはいけません。

記念受験とは、試験の対策を全くせずに受けること、

また、明らかに無理だとわかる試験を受けること、を指します。

つまり、しっかりと準備すれば、必ず合格できます。

特に筆記試験においてはその傾向は顕著なものとなります。

実は私も記念受験をしています。

現役の地方公務員が解説します。

なぜ、公務員試験の記念受験と併願は多いのか

公務員試験は無料です。

老若男女問わず、申し込めさえすれば誰でも無料です。

つまり、受験までのハードルが低く、申込者数は多くなります。

また、公務員試験の一次試験が行われるのは、例年6月頃~7月頃になります。

そのため、民間企業の就職活動をしている人も受験可能なわけです。

大手民間企業は5月頃には内定がでていますから。

民間企業に内定が決まっていても、公務員も合格すれば選べますし、

内定をもっての公務員試験は心にゆとりができますから、精神的にはかなり有利です。

民間企業の内定がでていないのであれば公務員にという切り替えも可能です。

つまり、民間企業に就活中の人もスケジュール的に無理なく申し込むことができるため、

申込者数は多くなります。

また、公務員試験は併願で申し込むことが可能です。

もちろん、A日程であれば、都道府県か政令指定都市かの1自治体しか受験することはできません。

しかし、試験は無料なわけです。

とりあえず申し込んでおいて、申し込み者数と合格予定者数の倍率をみて、

合格しやすい自治体を選ぶことも、公務員になることの賢い方法です。

逆に言えば、倍率だけをみて諦めることはまだ早いということです。

国家公務員の総合職、いわゆるキャリアと呼ばれる日本の中枢を担う公務員試験は、

その難易度から公務員の最高峰です。

試験が難しいことから、遊び半分でとりあえず受けてみよ~という人が多く、

運よくたまたま合格したらラッキーだという倍率は10倍を超えます。

しかし、先の説明のように本当に勉強している人はもっと少なく、

実際の倍率はもっと低くなります。

公務員試験を記念受験や併願をする理由

基本的には、公務員試験も小学受験、中学受験、高校受験と同じ構図です。

チャンスは1自治体につき1回しかありません。

そのため、受験者は安全側をみて受験することになります。

人生がかかってますからね。

具体的な理由は、

  • 本命の自治体への合格率を高くするため
  • すべり止め
  • 本当に迷っている

の概ね3つです。

本命の自治体への合格率を高くするため

当たり前ですが、公務員試験の筆記試験や面接試験は民間企業の採用試験とは異なります。

しかし、同じ公務員であれば、概ね試験の内容は同じなわけです。

であれば、自分が一番就きたい公務員への練習として、他の自治体の試験で受験するのは当たり前の話です。

誰しも、いきなり本番よりも、何度か練習したほうが、いい緊張感をもって試験に挑むことができますから。

例えば、地方公務員のA日程では、都道府県と政令指定都市が同じ試験日程で行われます。

しかし、それよりも前に、東京都庁や国家公務員試験は行われています。

つまり、本命がA日程のX県だとした場合、X県を受験する前に、

東京都庁と国家公務員の総合職と一般職の試験を練習にできるわけですから、

本命までに3回も練習ができるわけです。

また、基本的に筆記試験→面接試験という流れのなかで、

その順番はさほど変わりませんから、筆記試験に合格できれば、面接試験も練習することができます。

仮に合格していたらラッキー、不合格でも練習なわけですからダメージはありません。

なにせ、公務員試験は大学受験と違って無料ですから。

すべり止め

本命の自治体への合格率を高くするための根拠と同じようなものですが、

本命の自治体が不合格だったときに、1自治体しか受けていないとそこで試合終了です。

基本的には、民間企業の就活がほとんど終わってから公務員試験になりますから、

人によっては、公務員浪人という選択肢もでてきます。

そうならないように、安全をみると、

できる限り多くの自治体を受けることでリスクを回避することができます。

受験をしたことがある人であれば、当然の選択です。

本当に迷っている

「公務員になれるならどこでもいい」という人は一定数います。

国家公務員でも地方公務員でも関係なく、都道府県、政令指定都市、市町村のどこでもいいというパターンです。

この思考だと、面接あるあるの「なぜ、この自治体なのですか?〇〇市でもよいのではないでしょうか?」という質問に苦慮することになるのですが、

筆記試験ではそれが問われません。

とりあえず筆記試験を受けておいて・・・という思考です。

公務員試験の記念受験と併願の割合は?

ハッキリとした数字としての割合は不明です。

記念受験かどうかを判断できる根拠は存在しないからです。

だからといって、記念受験組が全くいないことは有り得ません。

あなた自身を含め、周りの人を思い浮かべみてください。

受験も就活もいきたいところに一発で合格している人はいますか?

必ず、これが落ちてもまだ・・・のようなリスクヘッジをしているはずです。

要は、先の理由も含め、確実に存在しています。

また、記念受験ではなくとも、そもそも本気で勉強していない人は多いです。

公務員試験をなめすぎなわけですが、

近年では面接重視にかわり、筆記試験は足切りとして使われることも多いことから、そのような人が増えています。

そもそも、公務員試験は民間企業で就活して内定をとっている同級生がいるなかでひたすらに勉強しなければいけない苦行を乗り越える必要があります。

なお、併願の割合は、自治体のHPの過去の実施状況をみれば、

申込者数と受験者数の差でだいたいは検討がつきます。

このことから、申込者数が多いだけで倍率が高くなるかは不透明であり、

倍率が高いからといって、難易度が高いというのも疑問符なわけです。

公務員になっている人はだいたい記念受験や併願をしている

私の先輩、同期、後輩で併願していなかった人はいません。

必ず、国や地方自治体を受験しています。

大学受験ですと、国公立大学には前期・中期・後期があり、私立大学では何度も何度も試験がありますよね?

要は、それだけチャンスがあったわけです。

しかし、公務員試験は内定辞退や人員不足など、よほどの状況でないと、チャンスは1度きり

そんな試験ですから、みんな併願しています。

一方、いろいろ合格して選んだという人は少ないです。

なぜなら、合格した時点で、たいていの人が燃え尽き症候群にかかるからです。

A日程であれば先に結果がでますから、A日程で最終合格した場合、

B日程やC日程が仮に選考に進んでいたとしても辞退しているパターンです。

公務員試験の最終合格は早くて8月のお盆の時期ですから、

多くの学生は就活のほとんどを終えているわけです。

ただでさえ、民間企業の就職活動が終わっていくなか、公務員試験受験組は頑張ってきたわけで、

これ以上、頑張れないというのは理解に容易いでしょう。

もちろん、後になればなるほど必死な人が増えるという意見もあると思いますが、

他の自治体で合格した人が辞退する数が多くなるわけですから、実質的な倍率は下がることになります。

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