【国vs地方】公務員に迷っている人へ、プライドが高い人は要注意

私は地方公務員の行政職として働いていますが、

国、都道府県、市区町村の職員の方と仕事をする機会が多くあります。

約10年の勤務の中で気が付いたことがあります。

もし、あなたが、

プライドが高いのであれば、絶対に国家公務員になるべきです。

そして、孤高のごとくプライドが高いのであれば公務員にならない方がいいです。

公務員になろうか迷っている人にむけて本音で語ります。

公務員試験の難易度と立場は比例しない

どこまでいっても、国は国であり、市は市です。

公務員試験の難易度は、一般的に、

キャリア>>>三大都市圏の都道府県及び政令市>ノンキャリア>三大都市圏以外の都道府県及び政令市>中核市>市町村

といわれています。

国家公務員の総合職であるキャリアは別格です。

三大都市圏とは、東京、大阪、名古屋を中心とした経済圏で、

例えば、東京圏だと東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県が当たります。

もちろん、その年の人気度や都市の財政力によって難易度は変わりますし、穴場の都市もありますが、

概ねこのヒエラルキーが公務員試験にはあります。

しかし、いざ、仕事となると話は別です。

仕事上は、国は国、市は市なのです。つまり、

キャリア>>ノンキャリア>都道府県>政令市=中核市=市町村

となります。

国>都道府県>市町村

のヒエラルキーは未だ健在です。

政令市は都道府県と同等との声もありますが、そんなことはありません。

確かに、法的にも同等の仕事ができますが、それはごく一部。

あくまで、県は政令市よりも上位です。

建前としては、国と都道府県と市町村は平等ですが、内情は全く平等ではありません。

つまり、プライドが高い人が市の公務員になると、県や国の職員の人から常に上からモノを言われる立場になります。

市は、市だけでは仕事ができません。

どこも財政難ですから、補助金が必要なわけです。

そうすると、国のお金を、県のお金を使って事業を進めることになります。

当然、補助金を貰う立場ですから、下からいかなければなりません。

また、たとえそれが国や県からのお願いされた仕事であっても、使うのは市ですから、

市の使い方にミスがあれば詰められるわけです。

なので、お願いされた仕事でも市がへりくだる必要がでてきます。

上からいって期限を損ねれば、補助金を貰えない可能性もありますから。

もちろん、相手の担当者の態度に大きく左右されますが、

経験上、基本、国や県になればなるほど、上から目線です。

公務員は立場で仕事をする

公務員は立場で仕事をします。

決して、学歴や能力で仕事をするわけではありません。

国でも地方のどの自治体でも本庁と出先が存在します。

立場上、本庁>出先、となります。

国や都道府県は、本庁の係長級は、出先の課長級ですから、1ランクほど役職も異なります。

本庁の若手の方が、出先のベテランよりも立場は上なわけですから、

本庁に配属された新規採用職員が出先の定年退職を控えたベテランさんに指示をしなければいけません。

もちろん、その逆も存在します。つまり、

あなたがベテランの出先職員であれば、本庁の新規採用職員に指示され、

その指示を受けて仕事をしなければなりません。

あなたがいくら仕事ができ、周りからも評価されていようが、

立場上、下の部署へ配属されれば、上にはへりくだる必要があります。

立場で仕事をする

このことを理解して腑に落とさないと、

なんであんな奴に俺が!と立派な人が誕生してしまいますから。

立場で仕事をしていることを何年もすれば忘れていく人が多いのか、

国>県>市の順で偉そうな人が多くなります。

プライドは一生もの

学歴コンプレックスが一生ものと同じで、プライドも一生ものです。

もし、あなたがプライドの高い人なら、市はやめたほうがいいです。

なぜなら、国や県に対してもペコペコ、市の中でも本庁には頭を下げる仕事が求められます。

また、市になればなるほど、住民との距離は近づくことになり、

苦情や要望を全面に受けなくてはなりません。

新型コロナの10万円給付も、国が勝手に言いだして、実の作業をしたのは市です。

県でも国でもありません。市です。

そして、その苦情を全面に受けているのも市です。

常に押し付けられ、後処理をさせられる市の立場は、時にはプライドを捨てないとやっていけません。

国だ、県だ、と国や県が悪いことにはできません。(そんなこと言えば、住民が縦割りだのなんだのと逆上しますから)

なぜなら、住民からすれば国と県と市なんて関係ありません。

全部ひっくるめて公務員、そして一番近い公務員に文句を言うのです。

つまり、プライドが高い人はそこでメンタルがおれる可能性があります。

プライドが孤高の人ほど高いなら公務員はやめておけ

誰にもこき使われるのが嫌な人は、公務員は絶対にやめておいたほうがいいです。

起業家を目指してください。または、最終的には自分がトップになれる可能性がある職業についてください。

公務員のトップは誰ですか?

内閣総理大臣ですよね。

では、各府省庁のトップは誰ですか?

大臣ですよね。

では、内閣総理大臣や大臣は公務員でしょうか?

確かに、内閣総理大臣と大臣は国家公務員の特別職です。

あくまで特別職であって、国会議員ですよね。

つまり、公務員であって公務員ではないわけです。

要は、どこまでいっても公務員は誰かの下で働くしかありません。

あなたが東京大学を卒業し、キャリアの首席で採用されようとも、

中卒の国会議員を先生!先生と呼んでペコペコしなければなりません。

公僕とはよくいったもので、あくまで公の下僕なわけです(私はあまり好きな言葉ではありませんが)

公務員は、議員>>住民>>>>>>>>>>公務員、ぐらいのヒエラルキーで働くことになりますから。

プライドを捨てられるかが公務員として生きるコツ

公務員で働く以上、プライドをどう捨てるかがカギになります。

住民に理不尽に怒られても

国や県に仕事を押し付けられても

なんで私がこんな仕事をしなくちゃいけないんだ!と思っても

すべて、自分のプライドを捨てられるかにかかっています。

実は私も、

国家公務員はこういうお仕事で~地方公務員の仕事は~なんて調べて、働きだしたのは事実です。

しかし、結局、どこでどんな仕事をしようと、プライドに返ってきます。

自分は大丈夫!

そう思っている方もいるかもしれませんが、たぶん、その時点でプライドは高い方だと思うので注意してください。

悲しいことに、自分では気が付けないのがプライドです。

働きだして始めて分かる自分の怒りポイントもありますからね。

事実、自分の思った通りにいかなくて、悩んでいる公務員は多く、

退職していく若手もいます。

今や、国家公務員の若手職員の7人に1人が退職を希望している時代です。

もちろん、これは民間企業のサラリーマンにもいえることですが、

人生はすべて思い通りにはなりません。

どう折り合いつけるか、はたまたつけないか、

それはすべて「プライド」を捨てられるかどうかがカギです。

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