ことは単純明快。
お金を使わなければいいだけです。
当たり前ですが、お金を使わなければ、公務員でも1年間で100万円を貯金することができます。
何も無理はしていません。
本当です。
とはいえ、それで終わっては少し野暮ですので、私がしている節約方法を紹介します。
ただ、、、お金は貯めてもただの数字ですし、お金は使わなければただの紙きれです。
なぜ、貯金をする必要があるのか。
もう一度、考えてみてください。
お金を貯める方法は簡単で単純
私は、アラサーの現役地方公務員です。
未だに月の手取りは20万円を超えていません。
>>>「公務員の手取りは少ない?30歳で20万円以下は当たり前で初任給をこえるには5年必要です」
年収は同年代とサラリーマンとあまり変わらないと思います。
ただ、私はそこまで不自由な生活を送っていませんし、
お金がないことで苦労したことは社会人になってからはありません。
(学生時代は家賃3万円4畳半に住むほどめちゃくちゃ苦労しましたが・・・)
しかし、周りの同僚に聞くと、結構キツキツで生活している人が多いことが不思議でなりません。
みんな、何にお金を使っているのでしょう・・・
例えば、、、
ボーナスは貰っていないものと考えて、ボーナスをすべて貯金するとします。
その場合、若手の公務員でも月給×4.5月ですから額面で約100万円
手取りだと75万円といったところでしょうか。
つまり、毎月2万円貯金できれば、年24万円ですから、
合わせて約100万円の貯金ができます。
※給与は年功序列で年々上がりますから、そのハードルは勤続年数に応じて下がります
(もちろん、その分、税金も上がるので一概には言えませんが)
逆に言えば、
ボーナスを全額貯金すれば、月2万円を残し、後は使い放題なわけです。
例えば、3年目の手取りが16万円だとして、
- 家賃 5万円
- 通信費 0.5万円
- 光熱費 1万円
- 食費 3万円
- 雑費 0.5万円
合計で10万円です。
2万円が貯金ですから、残り4万円。
月に4万円も使えれば十分じゃないですか?
この4万円を何に使うかは自由ですが、お金を貯めるうえでさけるべきことがあります。
それは、
- いい部屋を借りる
- 服や靴を買う
- 旅行にいく
この3点を守りぬけば、余裕で貯金は貯まります。
お金を貯めたいなら、高い家(部屋)に住んではいけない
支出の大部分は家賃です。
平日働いて、疲れた体を癒す家がぼろくて汚いのは遠慮したいところです。
とはいえ、少しいい家に住もうと思うと、家賃は比例して高くなります。
お金を本当に貯めたいなら、いい家を捨てること、これにつきます。
冷静に考えれば、平日は仕事から帰ってきてから、
ご飯を食べて、お風呂にはって、寝るだけです。
数時間しか家で活動しないわけですから、それほど家にこだわる必要はありません。
ただし、女性の場合はオートロックやカメラなど防犯設備のある賃貸に住むことをおすすめします。
背に腹は代えられません。
お金を貯めたいなら、ファッションを捨てる
社会人になってお金を一番使うものは服です。
正直、服さえ買わなければ貯金は簡単です。
女性には手厳しいですが、厳しいと感じた方は、それだけ服を買っているのです。
一度、クローゼットを確認してみてください。
もう着ていない服や履いていない靴であふれているはずです。
服はいつでも着れる服が数着あれば問題ありません。
平日はスーツなら、休日用として2着で問題ありません。
人は本当に他人のファッションには興味がありません。
試しに、二日前の同僚を思い浮かべてみてください。
- ネクタイの色と柄を答えられますか?
- シャツの色はどうでしょう?
- 靴は?
全て思い浮かべられました?
よほどその人のことが好きだとしても、すべて答えることは相当難しいはずです。
このように、人は思っている以上に他人には興味がありません。
なので、スーツも同じ、靴も同じ、シャツは5着でローテーション
こんなのでも、誰も気が付きませんよ、本当に
初期投資に少しお金をかければ、もう服を買う必要はないはずです。
靴も同じ理屈で不要です。
お金を貯めたいなら、旅行を捨てろ
旅行といっても、国内で少し遠出する程度であれば気分転換にもいいでしょう。
しかし、お金が少したまったら海外旅行へ行く人が多いこと。
その人たちを否定はしません。
世界観という得体の知れないものが変わるそうなので、よほど重要なのでしょう。
五体満足で若い頃にしかいけない世界の国々や地域もあることは事実です。
ただ、その旅行に10万円かければ、それだけで家計は火の車です。
私は家で常に快適な状態で十分です。
海外には興味がありません。
海外旅行に何度か行ったことはありますが、海外旅行は日本っていい国だなぁと思い直すためのものだと思っています。
旅行なら国内ですね。
友人に誘われでもしないとめったに行きませんが。
難易度は男性より女性のほうが高い
実際、これまでの節約術は、男性の場合に通用します。
女性の場合、
セキュリティ対策のない部屋を借りることは危険です
男みたいに毎日スーツというわけにはいきません。
美容は化粧品などにもお金はかかります。
買い物をしにみんなで旅行はストレス発散になります。
一方、男性が難しいのは、アフター5の付き合いだけです。
男性は実費、女性はおごり
飲み会の世界では往々にして男性が負担しますし、
出世を目指すのであれば、上司からの誘いをすべて断るのは難しいでしょう。
これらの条件からして、貯金する点においては、女性のほうが男性よりも難易度は高くなります。
小さな細かい節約には意味がない
私は、細かい節約はしていません。
節約はコツコツと行うことが必要だという主張には同意します。
ただ、ストレスをためるようでは意味がありません。
お昼はワンコイン、コンビニでコーヒーを買ったり、スイーツを買ったり、特に制限はしていません。
でも、お金はたまります。
10円安い卵を買いに隣町のスーパーへ、
そんな人もいると思いますが、その10円のために体力と時間を消費するのは割に合いません。
携帯電話は格安simを使っています。
いって月2,000円です。
とはいえ、家にネット回線を開通させてますから、月4,000円だと考えると、合わせて6,000円
そこまで節約できているとはいえません。
ふるさと納税は5年前からやっています。
>>>「公務員もできる「ふるさと納税制度」のやり方を徹底解説【ばれてもOK】」
エアコンは節約しません。
働いて家に帰ってまで暑い寒いに我慢する意味が分かりません。
それで節約できて数千円なら無駄と言われようが使います。
つまり、光熱費である、水道、ガス、電気は特段、節約しません。
使うときに使います。
もちろん、水を出しっぱなしにしたり、電気を点けっぱなしにしたりはしませんよ。
普通に使うレベルです。
自炊もしません。
自炊は数が多くないと光熱費や食材費の面からみて、あまり節約できているとは思えません。
節約をすることで、それがストレスになっているようでは本末転倒です。
コンビニで買う100円のコーヒーがストレス解消なら、これほどコストパフォーマンスがいいものもありませんよ。
節約や株式投資と同じで、長く続けることで効果を発揮します。
何がなんでも貯金するという考えでは節約は続きません。
ストレスをためて、10円節約できたところで、そのストレスはきっと
暴飲暴食、大人買い、衝動買いなどで、10円以上になって帰ってきます。
なんでも続けることが重要なのです。
そのストレス発散方法が海外旅行になってしまうと、とたんにお金がたまらない人になってしまいます。
お金は貯めてもただの数字、お金は使わなければただの紙
貯金するのであれば、「貯める目的」をもちましょう。
お金は貯めてもただの数字ですし、お金は使わなければただの紙です。
1年間で100万円を貯めたところで、使い道がなければ何の意味もありません。
それなら、自分が今したいことにお金を使って、貯金はゼロのほうがいい人生だと思います。
これまで、上から目線で講釈(こうしゃく)を垂れてきたことを謝らなければなりません。
実は、私は、
旅行に行きたいし、かっこいい服も買いたい、もっと広くてきれいな部屋に住みたいんです。
しかし、どうしても無駄だと思ってしまう。
もったいないと感じてしまう。
私は、お金を使わないのではなく、使えない人間です。
貯金に興味がないんです。
だけど、使わないからたまっていく。
使えないからたまる。
そんな感じです。
逆に言えば、お金が貯まらない人がうらやましいときがあります。
だって、年間100万円を有意義に使えれば、それで十分じゃないですか。
自分に投資できていれば完璧ですよ。
20年後の100万円は、今の100万円とはもつ価値と意味が違います。
今が一番若いわけですから、
今の間に世界を周る旅行なんて素敵ですよ。
きっと、薄給であるはずの公務員が1年間で100万円をためた方法が気になって、この記事を読んでいただいたはずです。
つまり、あなたは、お金を貯めたいと思っている。
では、お金が貯まったあと、何に使うか決まっていますか?
明確に目的をもっていますか?
ただ漠然とお金を貯める行為に意味はありません。
私のように、ただの数字、紙きれにならないようにしてください。