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公務員を辞めた”元”公務員が語る内部事情の危うさを理解してる?

人事課にいた元公務員が公務員試験に合格できる面接の方法を教えます!

みたいな情報を疑いもせず信じてしまう人も多いのではないでしょうか。

別にクイズを出しているわけではありません。

この情報の危うさに気が付いてほしいのです。

・これから公務員になろう!
・公務員を辞めようかな・・・

そんな思いがあるなら、身近な現役の公務員に話を聞くなどして、明確な情報を信じてください。

※決して、どこかの誰かをさらしたいわけではありません。

(これは私に対してもいえることであり、自戒すべきことです)

たった数年で公務員を辞めた人が語ることがすべて正しいとは限らない

ブログやSNSにあふれる「元」公務員の人たち、

この人たちが語る情報がすべて間違っているとはいいません。

正しい情報もあるでしょうし、私も共感できる部分はあります。

ただ、

元公務員が新規採用職員として人事課に配属され、2年間勤め退職、

「人事課にいた私が公務員試験に合格できる面接の方法を教えます!」

みたいな情報には、???となってほしいのです。

確かに人事課にいたということは事実です。

しかし、たったの2年で組織人事の何が分かるのでしょうか?

新規採用職員ということは担当、要は、雑務係、ヒラ社員です。

人事は課長級ですらブラックボックスの世界。

担当者レベルで、公務員採用試験の面接の合否を左右する権限があると思いますか?

ましてや、そんな重要な情報が担当者レベルにわたると思いますか?

また、人事課は採用試験だけをやっているわけではありません。

働いている人の働き方改革、給与、懲戒処分など組織運営に携わる中枢部署です。

つまり、人事課にいたからとって採用試験の担当者かどうかは分かりません。

もちろん、すべての情報を信じるなと言っているわけではありません。

当然、真実はあるからです。

※人事課でしか知りえない情報を漏洩し、いち個人が公務員試験において有利になっているとすれば、守秘義務違反となり公務員法に抵触する可能性もあります。

私が言いたいことは、

公務員を1年や2年で辞めた人が公務員組織のことをすべてわかったような全知全能の神のようなスタンスで語っていること、

また、元職場や公務員全体に対して文句を言っていることがすべて正しいわけではないということです。

民間企業のサラリーマンでもそうですよね?

たった数年でその会社の何が分かるのでしょうか。

製造部にいた人が品質管理のことを語れませんよね。

もちろん、これは公務員試験に限った話ではありません。

公務員組織に対する不平不満も同様です。

私から見れば、公務員の世界に合わなかった人が、ただただ不満を言っているようにしか聞こえないのです。

そこには真実もあるとは思いますが。

公務員を辞めた元公務員が語る情報は最新のものではない

元公務員が最新の情報を語っていれば、それは嘘になります。

もちろん、その最新の情報が何なのか、調べればわかることなのか、今どんな仕事をしているのかにもよります。

しかし、10年以上も前に公務員を辞めている人が語る最新の情報はさすがに信用できませんよね?

何をもってして最新の情報といっているのかの精査は必要です。

【現役公務員vs元公務員】いつまで”元”って名乗ってんの?」にも書きましたが、度々、現役の公務員とバトルがおきます。

元公務員から知りたいことは”今、何をやっているか”であって、”昔はこうだった”ではないわけですからね。

公務員になりたい人が正しい情報を得る方法は1つ

公務員になりたいと思った人がまずとるべき行動は、現役の公務員に話を聞くことです。

親、兄弟、親戚、親しい友人、確率的には少なくとも周りに現役の公務員がいるはずです。

国家公務員と地方公務員を合わせると約300万人いますからね。

自分が公務員を目指すとなれば、親の友人、友人の友人など、広げていけば絶対に見つかります。

自分が目指している国や地方自治体の現役の公務員を見つけることは難しいかもしれませんが、近しい人は見つけられるはずです。

経済産業省はいないけど厚生労働省はいるとか、大阪市はいなくても京都市はいるとか・・・

私の場合は新卒採用で公務員になりましたが、大学の先輩やOBの人に徹底的に聞いて聞いて聞きまくりました。

公務員試験の勉強法、使った参考書、働いていてよかったこと、腹が立つこと、などなど・・・

採用前の説明会などでも話は聞けますが、どれも上っ面、必ず装います。

当たり前ですよね。

自治体を代表して説明会をひらいている立場の公務員が「公務員なんて面白くもない仕事だから今年で退職する予定です」なんてことを言うはずがありません。

上司が無能でクソでパワハラやセクハラが横行しています!なんて絶対に言ってはくれません。

できる限り優秀な人材を確保したいわけで、多くの人に受験してほしいですから。

そのため、自治体の採用パンフレットやホームページには理想的な公務員像が描かれているわけです。

そこに、公務員の真実はありません。

そのため、まずは、現役の公務員を探して、その人に話を聞くことをお勧めします。

関係性が近ければ近いほど、本音で話してくれると思いますよ。

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