【2020】公務員の有給休暇取得率からみる年間休日数と労働時間

公務員の休日はカレンダー通りで、土日祝日が休みと思っている方も多いですが、実はそれ以上に多くの休みがあります

とはいえ、みんながみんな休暇制度の通り休めているわけではありません

現役地方公務員の私が実情を紹介します

公務員の勤務日数と休日数は基本的にカレンダー通り

消防士や警察官などの勤務体系がそもそも異なる職種を除き、公務員は基本的にカレンダー通りです。

つまり、土日祝は休みです。

1年間は365日

例えば、

2020年度の土日祝の日数は118日になります。

つまり、365日ー118日=247日が勤務日数にあたります。

しかし、公務員は年末年始の12/29~1/3までは休みですから、基本的には6日付与されています。

つまり、365日ー118日ー6日=241日

となるのですが、年末年始と土日祝は重複するので、

実際の休日数は122日になり、

365日-122日=243日が勤務日数になります。

まとめると、

2020年度の勤務日数と休日数は、

・勤務日数:243日

・休日数:122日

よって、公務員は計算上、2日働いて1日休む勤務体系です。

公務員に限った話ではないですが、実はサラリーマンは思った以上に休んでいます

これをベースに他の有給休暇を計算したいと思います。

公務員の有給休暇の種類

公務員には多くの有給休暇があります。

基本的には、

  • 年次休暇
  • 夏季休暇

の2つです。

もちろん、

  • 忌服休暇
  • 祭し休暇
  • 育児休暇
  • 産前・産後休暇
  • 結婚休暇

など、ほかにもありますが、ことが起きなければ取得できませんし、当然、確認されます。(子供がいないのに、育児休暇は取得できませんよね。)

定年退職までには使うタイミングもあるでしょが、確定されている休みではありません。

また、各自治体によって取得できる日数や基準も異なります。

特に冠婚葬祭にかかる祭し休暇や忌服休暇は親等数によって取得できる日数は分かれます。

要は、誰しも、何の理由も必要なく取得できるのは、2つのみです。

それが、「年次休暇」と「夏季休暇」です。

年次休暇日数

基本的に年間20日が付与されます。

1年間で20日間ですが、すべて取得できなかった場合は、翌年度へ繰り越すことが可能です

ただし、年次休暇は最大で40日間なので、ためるだけためて一気に1年間休むことはできません

具体例を示します

  • 1年目 20日付与⇒10日取得(残った10日は繰越)
  • 2年目 30日(20日付与+10日繰越)⇒10日取得(残った20日は繰越)
  • 3年目 40日(20日付与+20日繰越)⇒10日取得(残った30日のうち10日は繰越できない)
  • 4年目 50日(20日付与+30日繰越)➡40日(20日付与+20日繰越)

つまり、

毎年度20日付与されるため、使い切らないとただただ損をする計算になります。

さきの例ですと、3年目の人が1日も有給休暇を取得しなかった場合、あまった20日はすべてなかったことになります。

 

公務員の年次休暇には、

  • 1日
  • 半休(午前、午後の単位で取得)
  • 時間休(1時間単位で取得)

とかなり取得しやすい状況になっていますが、取得率はそこまで高いものではありません

夏季休暇日数

公務員にお盆休みはありません。

夏季休暇は、お盆休みの代わりに設けられた休暇だと思ってください。

この休暇の目的は、公務員が一斉にお盆休みをとると、役所がまわらなくなるからできたものです。

民間企業であれば、お盆休みがあります。

製造業なんて、変に1日機械を駆動させる費用を考えると、みんなで休んでみんなで再開したほうが経済的ですから。

そのため、民間企業では、お盆休みもありますが、お盆に有給休暇を強制的に充てている企業も多いとか・・・

しかし、役所はそうではありません。

お盆はみんな休みなわけで、普段、仕事で役所で手続きができない人に対応する必要があります。

 

夏季休暇は、6月から9月までの期間限定に付与されている特別休暇です。

期間限定ですから、ポイントと同じで、その期間に使わないと消滅します。

業務量が多い部署に配属されると、取得0日が起こりうるわけですが、繰り越すことも延長することもできません。

 

夏季休暇は、お盆の時期、8月13日~15日あたりに連続して取得してもOKです。

連続で取得することを目的ともされていますから、連続のほうが望ましいです。

しかし、全員がそうしてしまうと、先の通り、役所に誰もいないことになります。

そのため、結局は、役職が上から順に休みを入れ、空いたところに若手が・・・となります。

 

この休暇をとっていないと上司の評価が下がるのか「夏季休暇はとったか?」という声が9月になるとあちらこちらで聞こえてきます。

(実際に評価に影響しているのかは分かりませんが、夏の風物詩みたいなものです)

 

個人的には、お盆休み期間中に使うことはありません。

なぜなら、お盆に出かけようにも人も多いはお金はかかるはでメリットがあまりないと感じるタイプだからです

また、お盆休み中は住民からの電話がなりませんし、窓口にも来ません(結局、役所とはストレスのはけ口なんですよね)

お盆休みは自分の仕事を進めるうえでは最適なんです

なんでもない土日に合わせてとって、3連休にしたほうが気分的にはいいです(制度上、連続取得が望ましいですが)

年末年始の休暇

年末年始とは、12月29日~1月3日までの6日間をさします。

よく12月28日の仕事納めというニュースを聞きますよね。

これは、特別休暇ではなく、規定の休暇扱いです。

つまり、有給休暇には入りません。

平日も土日祝と同じ扱いになるということです。※1月1日は祝日です

自治体によって有給休暇の取得基準は異なる

有給休暇は自治体によって取得可能日数が違います。

また基準日も異なります

例えば、年次休暇の場合、

  • 年度(4月1日から3月31日まで)を基準に有給休暇を付与
  • 年(1月1日から12月31日まで)を基準に有給休暇を付与

はっきり言って、バラバラです。

自治体ごとに違います

建国記念日のように、自治体によってはその自治体が誕生した日を公休と定めているところもありますので、その自治体では21日になったりしますし

また、夏季休暇も各自治体によって異なります

  • 国は3日間
  • 地方自治体は5日間

が一般的な日数です(ひと昔前は7日でした・・・)

自治体によって、6日間だったりするので、本当に自治体次第です

自治体によって日数が違うのは不公平なような気もしますが、

それぞれが独立した組織ですから問題ではありません

とはいっても、国が「合わせろ」⇒地方は「嫌だ!」の押し問答の結果、年月をかけて国の基準になっていくのが実情です

休暇が付与されるタイミング

公務員は、新規採用職員として働く4月1日から取得できます

(とはいえ、新規採用職員の研修期間に取得する人は聞いたことがありませんが・・・)

民間とは違い、

半年間は有給休暇が付与されなかったり、勤続年数に応じて段階的に付与されていくこともありません。

2020年の有給休暇日数と勤務日数

ここでは、年度で考えてみたいと思います。

2020年度の土日祝の日数は118日になります。

つまり、365日ー118日=247日が勤務日数にあたります。

しかし、公務員は年末年始の12/29~1/3までは休みですから、基本的には6日付与されています。

つまり、365日ー118日ー6日=241日

となるのですが、年末年始と土日祝は重複するので、(1月1日は祝日扱い)

実際の休日数は122日になり、

365日-122日=243日が勤務日数になります。

つまり、

2020年度の有給休暇を考慮しない勤務日数と休日数は、

・勤務日数:243日

・休日数:122日

ここに、年次休暇20日と夏季休暇の5日にを追加すると、

休日数は122+20+5=147日になり、

365日-147日=218日が勤務日数になります。

まとめると、

2020年度の有給休暇を考慮した勤務日数と休日数は、

・勤務日数:218日

・休日数:147日

よって、公務員は計算上、理論上は超ホワイトです。

これをみると、公務員は休みすぎでは?との意見もごもっともかもしれません

2日働いて1日休む以上の勤務体系になっているわけですからね

公務員に限った話ではないですが、実はサラリーマンは思った以上に休んでいます

 

とはいえ、現実はそう簡単ではありません。

実際の有給休暇取得率を調べました

公務員の有給休暇取得率は民間よりも高い

地方公務員の有給休暇取得率は年々、増加傾向にあります。

※平成30年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果(総務省)より引用

この統計データからみると、平成30年においては、

  • 都道府県 12.4日
  • 指定都市 13.9日
  • 市区町村 11.0日
  • 国    14.8日
  • 民間     9.4日

となっています。

これらはあくまで平均値ですが、比較的、多くの人が取得できている印象です。

やはり、民間企業よりも多く休めているようです。

まとめ

私の知っている限り、有給休暇を毎年すべて取得できている人は聞いたことがありません。

若手はもちろん、管理職はもっととれていない印象です。

忙しい部署にいけば、半強制的にとらされる夏季休暇ですらとれませんし、当然、休日出勤もあります。(地元の祭りに参加したり・・・)

優秀な人ほど、地位は上がるほど、有給休暇は取得できていないです。

公務員の仕事は、優秀な人ほど仕事が多くなりますから。

時期、部署、人間関係にもよりますし、一概には言えませんが、あくまで理論上は公務員は休日が多いというのが私の印象です。

実際、私もあまり取得できていません。

年間で4日間の年もありましたし

意識しだしてからは、平均よりも取得できていますが、

今、思うと、ただただもったいなかったですね

「有給」休暇ですからね

20日間なんて1月分ですから

1年で1月休みがあれば、こそっと副業もはかどるというもの・・・

とはいえ、もう戻れませんし、戻っても、当時は副業なんて頭の片隅にもありませんでした

今は、わりきって取得してはいますが、部署内で20日間取得できている人はいません

 

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