現役の公務員が教える距離を置くべき上司の特徴5選!
公務員組織で働く以上、国や地方自治体のトップは選挙で選ばれた人ですから、上司は必ず存在します。
上司との関係性は非常に重要で、ストレスの多くは上司によるものです。現役で公務員として働いている私だからこそ言えますが、組織人である以上、上の存在は絶対です。絶対だからこそ、受けるストレスは相当なものになります。
正直、上司次第で公務員を辞めていく人も多いです。公務員人生が終わるレベルです。
そのため、本記事では、距離を置くべき上司の特徴を5選紹介します。ぜひ、参考にしてください。
距離を置くべき上司の特徴5選
距離を置くべき上司の特徴は、
- 責任をとらない=判断をしない
- 感情的で言うことがコロコロ変わる
- 内弁慶
- 問題が発生したときに対応処置より先に犯人捜しを始める
- 上には好かれているが、下からは嫌われている
の5つです。
①責任をとらない=判断をしない
上司や管理職の仕事は責任をとるためにあるといっても過言ではありません。特に、局長級や部長級は名誉職に近い存在ですから、管理職として責任をとることの重責として管理職手当があるようなものです。
しかしながら、絶対に自分は責任を取りたくない!という上司は存在します。責任をとらない上司の判断は常に自分自身が安全かどうかで判断をします。絶対に自分から判断しようとはしません。
常に、誰かが言ったから、どかに書いてあったから、という根拠でしか業務が進みませんから、部下のストレスは尋常ではありません。公務員仕事はマニュアル通りやっていれば終わると思っている人も多いかもしれませんが、上司にはマニュアルにないことを判断する能力が求められるわけです。
このような思考の上司の場合、頑張った結果、ミスすれば部下の責任ですから最悪です。
②感情的で言うことがコロコロ変わる
今日言っていることが昨日言っていたことと違うならまだマシです。私が経験した上司は、1分後には言うことが変わってました。起こった1分後に笑顔で話しかけられるわけですから、応対する方の精神的ストレスは相当です。
目標や目的もコロコロ変わりますからモチベーションもあったものではありません。
問題は、感情的だという点です。感情を抑えることができない担当者ならまだしも、感情を抑えることができない上司には絶対に付いていってはいけません。良いか悪いか、正しいか間違ているか、それを度返しにして感情で判断されるわけですから、部下の抱えるストレス相当なものになります。
③内弁慶
内弁慶とは、内では威張り散らすが、外ではおとなしい人のことを指します。
交渉事において一番距離を置きたい上司の特徴です。部下としては、内でも言われ外でも言われ逃げ場がありません。交渉相手が理解のある人だけであればいいのですが、こちらの部が悪い状況での交渉場においては最悪です。
典型的な場面は、議員からの要求です。議員の要求には絶対という上司は多いですから、振り回される部下はたまったものではありません。結局、上司は相手の言いなりですから、その尻拭いはすべて部下がする必要があります。
④問題が発生したときに対応処置より先に犯人捜しを始める
仕事においてトラブルはつきものです。トラブルが起きない仕事はありません。
トラブルが発生したとき、その場を治めることよりも先に、なぜこうなった、誰のせいだ、と犯人捜しを始める上司がいます。原因分析よりも先にまずはトラブルを解決すべきですが、それができない上司は多いです。
原因究明は大切ですが、起こってしまったことは元には戻りません。緊急事態、ピンチのときに慌てる上司や足を引っ張る上司ほど無能な上司はいません。
⑤上には好かれているが、下からは嫌われている
上からは好かれているが、下からは嫌われている上司とは距離を置きましょう。
上にはヘコヘコ、下には威張り散らしているパターンが多いからです。出世だけを考えたときに、下の評価は一切必要ありません。常に上だけを見ておけば良いだけですから、担当者から嫌われている上司に仕事ができる上司はいません。
まとめ
仕事のストレスの多くは人間関係によるものです。
住民苦情、議員要望、国や他自治体との調整、など多くありますが、結局のところ内部のストレスの方がキツいです。特に上司からのストレスは相当です。
常に後ろで一挙手一投足を監視されているわけですから、当然と言えば当然です。
責任を取らない、感情的で言うことがコロコロ変わる、内弁慶のような特徴は、一緒に仕事をしていればそれなりに見えてきますから、判断することは簡単かもしれません。
しかし、問題が発生したときに対応処置より先に犯人捜しを始める特徴については、トラブルやピンチの場でないと分かりません。また、上には好かれているが、下からは嫌われている特徴については、上司とうまく付き合っていくために同僚は見繕う可能性がありますから、見極める力が必要になってきます。
そのため、人事異動などで上司が変わったときに、最初の印象だけで距離を詰めてはいけません。客観的な評価もふまえて、時間をかけて上司のタイプを見極めることが重要です。