公務員は給料を税金からもらう公僕という批判はもう聞き飽きた

公務員として働くうえで避けては通れないこと。

それは、住民対応です。

国家公務員であれ地方公務員であれ関係ありません。

警察官、消防士、教員、看護士など職種にも関係ありません。

配属部署にもよらず、住民対応は必須です。

そして、公務員である以上、ある洗礼を受けなければならない。

それは、「公務員は税金で飯を食っている」という批判です。

公務員は税金で飯を食っているという批判

公務員で苦情窓口の最前線にたつとよく分かります。

苦情、苦情、苦情で一日の業務が終わります。

精神的に疲れてきたところに、自分の仕事を片付けるために残業ですから、

精神的に病んでしまって休職する人もいます。

自治体として、職員として、何か問題を起こしたなら分かりますが、

クレーマーはそんな細かい調査はしません。

国がミスをしても、苦情を受けるのは市町村の窓口です。

クレーマーにとって、国、都道府県、市町村の区別なんてありませんし、

国家公務員や地方公務員なんて存在しません。

あるのは「公務員」という1点のみです。

  • 公僕のくせにいい身分だな
  • 国民の血税だぞ
  • おまえに給料を払うのは税金の無駄だから返せ
  • 公務員は税金で飯を食ってるくせに
  • 税金泥棒が

だいたいクレームが行き着くところは、税金です。

自分の主張に勝ち目がないとみるや、捨て台詞のように税金を根拠に批判してきます。

どこかにクレーマー予備校でもあって、そこで教わっているんですかね・・・

税金泥棒とまで言われる始末です。

とはいえ、公務員だって税金を払っていると反論するつもりはありません。

ところで、武井壮さんがTwitterで、

よく『税金で飯食ってるくせに』とかいう人おるけど。。

企業に労力を提供してる人は企業から給料をもらってて、税金で飯食ってる人は公共の事業に労力を提供してるわけだから、

財源が税金だからと言って『税金で飯食ってるくせに』とか言われる筋合いはないよな。。

と発言されました。

もちろん、賛否両論・・・むしろ否。

やはり、世間の認識の大半が公務員は税金で飯を食っていることが嫌なようです。

世帯の総収入が890万~920万円未満は税金を納めたほうが得をしている

役所に苦情を言いに来る人は、

スーツをパシッと着こなし、高級時計をつけて、外車で乗り付ける

なんて人ではありません。

こんなデータがあります。

「内閣府の試算をもとに計算すると、世帯の総収入が890万~920万円を超えるまでは『受益超過』となります。

所得がそれ以下の世帯はいわば『社会のお荷物』です。

表現は過激かもしれませんが、これは日本社会の素晴らしさでもあります。

なぜなら所得が低く『担税力』のない人にも、市民サービスを平等に提供するという合意の表れだからです。

ただし、そうした美しき日本社会は、近い将来、経済・財政的に破綻する恐れがあります」

何が言いたいかと言えば、

世帯年収が900万円未満の人は、税金を納めていたほうがお得になっているということです。

裏を返せば、高所得者ほど、税金を納めることが損になります。

これが、日本の税のシステムです。

安心してくださいね。

税金を理由に批判され続けてきた公務員はみんなこのデータを知っていますが、

決して口外することはありません。

事実ですが、事実を伝えると納得しない人は大勢います。

そんな人たちが、毎日毎日、苦情を言いに来るわけですから。

公務員は公僕だが、あなたの僕ではない

私は公務員だが、「公僕(こうぼく)」という言葉は好きになれません。

なにも「僕(しもべ)」だから見下されているというわけでもありません。

そもそも、公僕は差別用語ではありません。

広い意味では,広く公衆、公共に奉仕する者を指し、

狭義では国または地方公共団体の公務に従事するすべての者、つまり公務員のことを指します。

そのため、私の自治体のトップも「公僕」と私たちのことを表現します。

使用用途的には、日本語的には、何一つ間違っていません。

では、なぜ、私は嫌いなのか。

それは、公務員に対して苦情を言ってくる人が使う共通語だからです。

「公僕のくせに」

耳が痛くなるほど聞いてきたこのセリフも、もう飽きましたが。

不思議なことに、公務員を批判する人に限ってこの言葉を使います。

しかし、公務員はあなただけのメイドではないのです。

あなた一人のために雇われているわけではないのです。

公務員ではなく民間企業を選んだのはあなた自身の選択です

公務員を批判する人に限らず、人の言動に文句を言う人種はいます。

私も当然、その中の一人です。

今、こうして訴えているわけですから。

でもね、選んだのは自分自身です。

だから、思っていても表では絶対に言いません。

公務員が嫌なら、民間企業に転職すればいいし、

民間企業が嫌なら、公務員に転職すればいい。

公務員の年収が高く、仕事がらくなのであれば、公務員になればいいわけです。

自治体によって年齢制限はあれど、およそ40歳までなら転職可能です。

公務員の給与は確かに税金が財源です。

だからといって、公務員も自分の労力を公共の福祉のために捧げているわけです。

労働の対価が給与であって、民間企業と同じ時間を捧げているわけです。

何もしない公務員がいるのも事実ですが、それは民間企業だって同じです。

その人の給与が税金で支払われているというのに腹を立てる気持ちは分かります。

でも、自分で選んだんですよ。サラリーマンという道を。

就活をしているとき、すでに分かっていたはずです。

だから、公務員がクレーマーに対して文句は言ってませんよね?

非難したいこと、批判する事実があることと、

文句を言うことは別なわけです。

とはいえ、その分別が付いていない人がクレーマーなんですけどね・・・。

これから公務員を目指している人は覚悟が必要

正直、聞き飽きているので私は右から左へって感じですが、

新規採用職員や若手職員の登竜門でもあり、これを受けきれないと精神的に病んでしまいます。

事実、公務員はうつ病も多く、休職する人は後を絶ちません。

なぜなら、公務員である以上、クレーマーも神様なわけです。

「お客様は神様」な精神(本来は違う趣旨のことばですが、あえて使います)と同様に、

公務員である以上、クレーマーに帰れ、二度と来るなとは言えません。

理不尽なことでも、へりくだって耐えなければなりません。

キャリア採用なら住民対応はないはず?

確かに、公務員の最高峰であるキャリアになれれば住民対応はほとんどないでしょう。

その代わりに住民の代表である政治家の対応が必要です。

政治家は住民よりも・・・国会中継を見ていれば一目瞭然ですよね。

それを定年退職まで続けなければなりません。

場合によっては、定年退職後も、死ぬまで言われ続けるかもしれません。

公務員を目指している人はその覚悟が必要なのです。

そして、その覚悟は何も見ず知らずの人だけではありません。

家族や友人だって、公務員アンチはいるのですから。

>>>「アンチ公務員は身近な友達や家族にも存在する

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